朝起きて鏡を見たら、毛先がぴょんとハネている。後頭部はぺたんこなのに、横だけボサッと広がっている……。
急いでいる朝ほど困りますよね。
とりあえずハネている毛先だけ水で濡らしてみても、乾いたらまた元通り。「もう全部濡らして洗い直したほうが早い?」と思うこともあるでしょう。
寝癖を直すときのポイントは、目立っている毛先だけではなく、クセがついている根元側まで水分をなじませてから乾かすことです。
実際、花王が紹介している寝ぐせの直し方でも、クセがついた部分を表面だけでなく内側まで濡らし、根元から毛先へ向かってドライヤーで乾かす方法が案内されています。
この記事では、全部シャンプーし直す時間がない朝でも実践しやすい寝癖の直し方を紹介します。軽い寝癖なら5分程度を目安に、まずはできるところから試してみてください。
朝の寝癖直しを少しラクにしたいなら、寝癖直し用のミストを使う方法もあります。
寝癖は毛先だけ直すより根元から整える
寝癖を見つけると、どうしてもハネている毛先に目がいきます。
でも、毛先だけ水で濡らして何度整えても戻ってしまうなら、もう少し根元側を見てみましょう。
毛先だけ濡らしても寝癖が戻りやすい理由
たとえば右側の毛先が外へハネている場合、ハネている先端部分だけにクセがついているとは限りません。
もう少し上から毛流れが変わっていたり、根元付近がつぶれていたりすることがあります。
その状態で毛先だけ濡らしても、クセが残っている部分はそのまま。乾かすと、また同じ方向へハネやすくなります。
寝癖が始まっている根元側を確認する
まず、ハネている毛先から根元へ向かって手ぐしを通してみてください。
「ここから髪の向きがおかしいな」と感じるところがあれば、その周辺から直していきます。
後頭部は鏡だけでは分かりにくいため、手で触って確認するのがおすすめです。
「濡らす→乾かす→整える」が基本
寝癖直しは、基本的に次の3段階で考えると簡単です。
- クセがついている部分に水分をなじませる
- ドライヤーで根元側から乾かす
- 手ぐしやブラシで毛流れを整える
水をつけて終わりではなく、濡らしたあとに乾かしながら整えるところまでが寝癖直しです。
なぜ寝癖ができる?
毎朝のように寝癖がつくと、「髪質だから仕方ないのかな」と思ってしまいますが、寝癖にはいくつかの要因があります。
寝ている間に髪へクセがつく
寝ている間は、髪が枕に押しつけられたり、寝返りによってさまざまな方向へ動いたりします。
そのため、朝になると毛先がハネたり、後頭部がぺたんこになったり、片側だけ膨らんだりすることがあります。
髪が乾ききらないまま寝ている
夜にドライヤーを使っていても、表面だけ乾いて内側や根元に湿り気が残っていることがあります。
特に毛量が多い人は、耳まわりや後頭部の内側まで指を入れて確認してみてください。
「表面は乾いているから大丈夫」と思っていても、内側がまだ湿っていることがあります。
寝汗や湿気の影響を受けることもある
きちんと乾かして寝たのに、朝になったら寝癖がついていることもあります。
寝ている間の汗や湿気などの影響もあるため、寝癖ができたからといって「夜の乾かし方が全部悪かった」と決めつける必要はありません。
寝癖がついた日は、朝に必要な部分だけ整えていきましょう。

朝の基本的な寝癖の直し方
ここからは、朝の寝癖直しを5つのステップで見ていきます。
ポイントは、いきなり毛先をアイロンで伸ばすのではなく、まず寝癖そのものを整えることです。
STEP1 寝癖が始まっている場所を確認する
最初に鏡で寝癖の範囲を確認します。
毛先がハネているなら、毛先から根元側へ指を通してみましょう。
前髪なら根元、後頭部なら手で触ったときに盛り上がったり、つぶれたりしている部分も確認します。
STEP2 根元側まで水で濡らす
寝癖が見つかったら、ハネている毛先だけではなく、クセがついている部分まで水分をなじませます。
部分的な寝癖なら、頭全体をびしょびしょにする必要はありません。
ただし、「表面を少し湿らせただけ」では直しにくい強い寝癖もあります。
花王では、部分的な寝ぐせや髪が硬く太い場合、シャンプー後にタオルで拭いたあとの髪と同程度まで濡らす方法を案内しています。
STEP3 指でもみ込むように水分をなじませる
水や寝癖直しミストをつけたら、すぐにドライヤーへ移らず、指で軽くもみ込むようになじませます。
髪の表面だけではなく、内側まで水分が届いているか確認してください。
朝に霧吹きを用意するのが面倒なら、寝癖直し用のミストを洗面台に置いておくと使いやすくなります。

STEP4 ドライヤーで根元から乾かす
水分をなじませたら、ドライヤーを使います。
ハネている毛先だけに風を当てるのではなく、根元側から毛先へ向かって乾かしましょう。
手ぐしで軽く毛流れを整えながら乾かすと、朝のスタイリングへつなげやすくなります。
STEP5 毛流れを整えて仕上げる
乾いてきたら、最後に手ぐしやブラシで整えます。
ここまでで寝癖が直っていれば終了です。
前髪や毛先をもう少しきれいに仕上げたい場合だけ、髪が乾いていることを確認してからヘアアイロンを使います。
寝癖は水だけでも直せる?どこまで濡らす?
「寝癖直しミストがないと直せないの?」と思う人もいるでしょう。
専用ミストがなくても、水を使って寝癖を直すことはできます。
軽い寝癖なら水だけでも直せる
大切なのは「水かミストか」より、クセがついている場所へきちんと水分をなじませ、そのあと乾かすことです。
軽いハネなら、水で必要な部分を濡らしてドライヤーで整えるところから試してみましょう。
毛先だけではなくクセが始まっている部分まで濡らす
「寝癖はどこまで濡らせばいい?」と迷ったら、毛先ではなくクセが始まっているところまで戻って考えます。
毛先だけがハネているように見えても、根元側から毛流れが変わっているなら、その周辺まで水分をなじませましょう。
ひどい寝癖は少し広めに濡らす
一部分だけ大きく盛り上がっている、髪が強く折れているといった寝癖なら、クセのある場所より少し広めに濡らしてみてください。
少量の水を何度もつけ直すより、一度きちんと濡らしてから乾かしたほうが手早く整えられることもあります。
広範囲なら部分直しにこだわらない
右も左も後ろも寝癖だらけなら、一カ所ずつ直しているほうが時間がかかる場合があります。
そんな朝は、髪全体を適度に湿らせてからまとめて乾かしたほうがラクです。
寝癖の範囲を見て、部分直しと全体直しを使い分けましょう。
時間がない朝に寝癖を早く直すコツ
寝癖を早く直したいときほど、「とりあえず毛先に水をつける」を何度も繰り返してしまいがちです。
5~10分程度しか時間がない朝は、やり直しを減らすことを意識してみてください。
何度も少しずつ濡らすより最初に必要な範囲を濡らす
水をつける→乾かす→まだハネている→また水をつける……。
これでは、かえって時間がかかります。
最初に寝癖が始まっている場所を確認し、必要な範囲へ水分をなじませましょう。
濡らしすぎたらタオルで余分な水分を取る
水をつけすぎて髪がびしょびしょになったら、そのまま長時間ドライヤーを使うより、タオルで余分な水分を取ります。
ゴシゴシこすらず、髪をタオルで挟むようにして水分を取ればOKです。
毛先より根元からドライヤーを当てる
時間がないと、目立つ毛先から直したくなります。
でも、根元側にクセが残っていれば、毛先だけ整えても戻ってしまうことがあります。
先に根元側を整え、そのあと毛先へ移りましょう。
寝癖直しミストを使う方法もある
毎朝霧吹きを用意するのが面倒なら、寝癖直し用ミストを使う方法もあります。
リーゼ うるおいミントシャワーは、花王が寝ぐせ直し用として展開しているミストタイプのスタイリング剤です。
細かい霧が髪全体へ広がるミストタイプで、公式の寝ぐせ直し方法でも、ミストで髪を濡らしたあと、根元から毛先へ向かってドライヤーで乾かす方法が紹介されています。
水だけでも寝癖は直せますが、「朝すぐ使えるものを洗面台に置いておきたい」という人には便利な選択肢です。
前髪・後頭部・毛先の寝癖はどう直す?
寝癖ができる場所によっても、少しコツが変わります。

前髪の寝癖は根元から濡らす
前髪が左右に割れている、変な方向へ流れているときは、毛先だけ濡らすより根元側から直します。
前髪の根元を濡らして水分をなじませたら、指で毛流れを整えながらドライヤーで乾かしましょう。
乾いたあとにもう少し形を整えたい場合は、ヘアアイロンを仕上げに使います。
後頭部の寝癖は手で触って位置を確認する
自分では見えにくいのが後頭部です。
合わせ鏡を使う方法もありますが、忙しい朝なら手で触って確認するだけでも構いません。
髪が盛り上がっている場所や、反対につぶれている場所を探し、その周辺まで濡らして根元側から乾かします。
毛先のハネ・外ハネは根元側から整える
毛先が外へハネている場合も、毛先だけ内側へ引っ張るのではなく、少し上から毛流れを整えます。
特に「水で毛先を濡らしているのに毎回ハネる」という人は、一度濡らす範囲を根元側へ広げてみてください。
ドライヤーとヘアアイロンはどう使い分ける?
寝癖直しで迷いやすいのが、「ドライヤーとヘアアイロン、どちらを使えばいいの?」という問題です。
役割を分けると分かりやすくなります。
寝癖そのものを直すならドライヤー
根元側からついた寝癖を直したいなら、まず水分をなじませてドライヤーで乾かします。
特に強い寝癖の場合は、いきなりアイロンを当てるより、先に寝癖そのものを整えておくほうがスムーズです。
毛先や前髪の仕上げならヘアアイロン
ドライヤーで寝癖を整えたあと、「前髪をもう少しまっすぐにしたい」「毛先の向きを揃えたい」というときに便利なのがストレートヘアアイロンです。
SALONIA ストレートヘアアイロンなら、前髪や細かい部分にも使いやすい15mmを含め、髪の長さや用途に合わせてプレート幅を選べます。
ただし、SALONIA公式では濡れた髪への使用を避けるよう案内されています。水や寝癖直しミストを使ったあとは、まずドライヤーでしっかり乾かしてから使用しましょう。
アイロンなしでも寝癖は直せる
ヘアアイロンは必須ではありません。
寝癖がついた部分を濡らし、根元側からドライヤーで乾かすだけで整えられることもあります。
「寝癖直し=毎朝アイロン」と考えず、必要な日だけ仕上げに使う方法でも十分です。
強い寝癖にいきなりアイロンを使わない
強くハネている髪へ何度もアイロンを通しても、根元側のクセが残っているときれいに整わないことがあります。
まず濡らして寝癖を直し、乾かしたあとにアイロンで仕上げる。
「寝癖直しはドライヤー、細かな仕上げはアイロン」と役割を分けると使いやすくなります。
寝癖直しミスト・水・ヘアブラシはどう使い分ける?
朝の寝癖直しに使えるものはいくつかあります。
全部揃える必要はありません。それぞれの役割を知って、自分に必要なものだけ選びましょう。
水|まず簡単に寝癖を直したい
まず試しやすいのは水です。
寝癖がついている場所まで水分をなじませ、ドライヤーで根元側から乾かします。
毎日それで困らないなら、無理に寝癖直し専用の商品を買う必要はありません。
寝癖直しミスト|朝の使いやすさを重視したい
寝癖直しミストのメリットは、朝にサッと必要な部分へ使いやすいことです。
リーゼ うるおいミントシャワーは、髪全体に細かな霧が広がるミストタイプ。寝癖を直すために毎朝水を手ですくったり、別の霧吹きを用意したりするのが面倒な人には使いやすいでしょう。
ヘアブラシ|乾かしたあと毛流れを整えたい
ブラシは、水やミストの代わりに寝癖を直すものではなく、濡らして乾かしたあとの毛流れを整えるときに使います。
タングルティーザー ザ・アルティメットディタングラーのようなブラシを用意しておけば、寝癖直しだけでなく普段のブラッシングにも使えます。
ただし、強い寝癖をブラシだけで無理に引っ張って直そうとせず、先に水分をなじませてドライヤーで整えましょう。
翌朝の寝癖を減らすために夜できること
朝の寝癖直しをラクにしたいなら、前日の夜も少し意識してみましょう。
寝る前に根元と内側まで乾かす
夜のドライヤーでは、毛先だけでなく根元から乾かします。
特に毛量が多い人は、髪を持ち上げながら内側へ風を当ててください。
表面だけ触って判断せず、指を入れて根元付近まで確認しましょう。
後頭部や耳まわりの湿り気も確認する
乾かし残しやすいのが、後頭部や耳まわりです。
朝になると後頭部だけ寝癖がひどい人は、夜のドライヤーでこのあたりを一度確認してみてください。
髪が濡れたまま寝ない
「疲れたから今日は自然乾燥でいいか」と、そのまま寝てしまいたくなる日もありますよね。
翌朝の寝癖を少しでも減らしたいなら、寝る前に髪を乾かしておきましょう。
朝に毎回10分かけて直すより、夜のドライヤーを少し丁寧にするほうがラクになることもあります。
寝癖の直し方でよくある質問
寝癖は水だけで直せる?
はい。専用の寝癖直しミストがなくても、水を使って直すことはできます。
毛先だけではなく、クセがついている部分まで水分をなじませ、そのあとドライヤーで乾かすことがポイントです。
ドライヤーなしでも寝癖は直せる?
軽い寝癖なら、水で濡らして手ぐしなどで整えられる場合もあります。
ただ、強い寝癖や根元からついたクセは、水をつけただけでは思ったように整わないことがあります。
自宅でドライヤーを使えるなら、濡らしたあと根元側から乾かす方法が基本です。
寝癖直しミストと水はどちらがいい?
寝癖を直すだけなら、まず水から試して構いません。
一方、「毎朝もっと手軽に使いたい」「霧吹きを別に用意したくない」という人なら、寝癖直し用ミストが便利です。
どちらを使う場合も、表面だけではなく必要な部分へ水分をなじませることを意識しましょう。
寝癖をすぐ直したいときはアイロンだけでもいい?
毛先を少し整える程度ならアイロンが便利なこともあります。
ただし、根元側から強い寝癖がついているなら、先に水分をなじませてドライヤーで整えたほうがよいでしょう。
また、ヘアアイロンを使う前には髪をしっかり乾かしてください。
毎朝ひどい寝癖がつくのはなぜ?
髪質や寝相、寝汗などさまざまな要因が考えられます。
まず確認しやすいのは、夜に髪の根元や内側まで乾いているかどうかです。
後頭部や耳まわりまで乾かしているか、一度チェックしてみましょう。

まとめ|寝癖は毛先ではなく根元から直そう
朝の寝癖を見つけると、ついハネている毛先だけ何とかしたくなります。
でも、毛先だけ何度濡らしても戻ってしまうなら、寝癖が始まっている根元側まで確認してみてください。
- 寝癖がどこから始まっているか確認する
- クセがついた部分まで水分をなじませる
- 根元側からドライヤーで乾かす
- 手ぐしやブラシで毛流れを整える
- 必要な場合だけ乾いた髪にヘアアイロンを使う
寝癖直しミストやヘアアイロンがなくても、まずは水とドライヤーで試せます。
それでも毎朝の準備をもう少しラクにしたいなら、使いやすい寝癖直しアイテムを取り入れるのもひとつの方法です。
朝にサッと使える寝癖直しアイテムを探しているなら、今回紹介した3商品もチェックしてみてください。
水だけでも寝癖は直せますが、毎朝サッと使えるものを用意しておきたいなら、寝癖直し用ミストを取り入れるのも便利です。


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