ドライヤーについている「冷風」、ちゃんと使っていますか?
「夏に暑いときだけ使っている」「最後に冷風を当てるといいらしいけれど、いつ切り替えればいいの?」という人も多いのではないでしょうか。
冷風は、ただ涼しくするためだけの機能ではありません。基本は温風で髪を乾かし、髪がほぼ乾いたところで冷風を仕上げに使うという流れです。
実際にメーカーでも、温風で髪を乾かしたあとに冷風を使う方法や、温風と冷風を交互に使って仕上げる方法が案内されています。
この記事では、「冷風は何のため?」「何分くらい使う?」「冷風だけでも乾く?」といった疑問まで、温風との違いを交えながら分かりやすく紹介します。
ドライヤーの冷風はいつ使う?基本は最後の仕上げ
まず覚えておきたいのは、髪を最初から最後まで冷風だけで乾かす必要はないということです。
普段のドライなら、温風で効率よく乾かしてから冷風へ切り替えるのが使いやすい方法です。
まず温風で髪を乾かす
シャンプー後は、タオルで余分な水分を取ってから温風で乾かします。
毛先ばかりに風を当てるのではなく、まず乾きにくい根元や髪の内側から乾かしていきましょう。
この段階では、冷風にこだわる必要はありません。
髪がほぼ乾いたら冷風へ切り替える
冷風へ切り替える目安は、髪全体がほぼ乾いてからです。
たとえばパナソニックのナノケアでは、温冷リズムモードを使うタイミングとして「9割程度乾いたら」と案内されているモデルがあります。
ただし、これはすべてのドライヤーに共通する厳密な「9割ルール」という意味ではありません。
根元や髪の内側に明らかな濡れた部分が残っていないか確認して、仕上げの段階で冷風へ切り替えると覚えておけば十分です。
冷風は何分?長時間当て続ける必要はある?
「冷風は何分当てればいいの?」と気になりますが、すべてのドライヤーに共通する決まった時間があるわけではありません。
髪の長さや毛量、風量、ブローの目的によって必要な時間は変わります。
髪全体の仕上げなら、頭頂部から毛先へ向かって冷風を当てながら、手ぐしで毛流れを整えていけばOKです。
長時間ずっと冷風を当て続けることより、どこをどう整えたいのかを意識して使うほうが大切です。
最後に冷風を当てるのはなぜ?
冷風は、温風で乾かしたあとやブロー後の仕上げに使えます。
テスコムでも、温風で髪を整えたあとの仕上げとして「COOL」を使うドライヤーがあります。また、パナソニックの取扱説明書でも、仕上げに冷風を当てることでセットを長持ちさせる使い方が案内されています。
つまり、冷風は「乾かすための主役」というより、乾かしたあとに毛流れやスタイリングを整える役割として考えると分かりやすいでしょう。
ドライヤーの冷風は何のため?意味・役割を知ろう
冷風ボタンを見ると、「わざわざ冷たい風を出す意味があるの?」と思いますよね。
冷風には、仕上げやブローをしやすくする役割があります。
温風で乾かしたあとの仕上げに使う
髪全体を温風で乾かしたあと、冷風を上から下へ当てながら手ぐしで整えると、仕上げの工程を作れます。
温風だけで乾かしてすぐ終了するより、「乾かす」と「整える」を分けて考えやすくなるのも冷風を使うメリットです。
ブローした毛流れを整えるときに使う
冷風はブローとの相性もいい機能です。
たとえば、ブラシを使いながら温風で髪の向きを整え、その状態で冷風へ切り替えて仕上げます。
前髪や毛先など、形を整えたい部分にも使いやすい方法です。
髪や頭皮に熱がこもったときにも使いやすい
暑い季節や毛量が多い人は、ドライヤーを使っている途中で「暑い……」と感じることもありますよね。
そんなときは、無理に温風を使い続けず、途中で冷風へ切り替える方法もあります。
冷風を使ったあと、まだ濡れている部分があれば再び温風へ戻せばOKです。
「冷風は意味ない」と感じるのはなぜ?
冷風を数秒当てただけで、髪質そのものが大きく変わるわけではありません。
そのため、「冷風を使ったけれど何も変わらない」と感じる人がいても不思議ではありません。
冷風だけに期待するのではなく、温風での乾かし方や毛流れの整え方とセットで考えましょう。
冷風でキューティクルが閉じるって本当?
「最後に冷風を当てるとキューティクルが閉じる」という説明を見かけることがあります。
メーカーによっては、温風と冷風を交互に使うモードについて、髪表面を整えてツヤ感のある仕上がりを目指す機能として案内しています。
一方で、すべてのドライヤーで「冷風を当てれば必ずキューティクルが閉じる」と単純化して考える必要はありません。
この記事では、冷風を髪を乾かしたあとの仕上げやブローに使う機能として捉えておくことをおすすめします。

温風と冷風はどっちがいい?順番と使い分け方
温風と冷風は、どちらか一方が優れているわけではありません。
役割が違うので、順番を決めて使い分けると分かりやすくなります。
乾かし始め|温風
シャンプー後の濡れた髪は、まず温風で乾かします。
根元から中間、毛先へと乾かしていき、同じ場所へ長時間温風を当て続けないようにドライヤーを動かしましょう。
髪がほぼ乾くまで|温風
途中で表面だけ乾いたように感じても、後頭部や耳まわり、髪の内側には水分が残っていることがあります。
手ぐしを入れながら、乾きにくい場所も確認します。
仕上げ|冷風
髪がほぼ乾いたら、冷風へ切り替えます。
頭頂部から毛先へ向かって風を当てながら、手ぐしで髪を整えていきましょう。
「温風で乾かす→冷風で整える」と覚えておけば、毎日のドライでも迷いにくくなります。
温風と冷風を交互に使ってもいい?
温風と冷風を交互に使う方法もあります。
実際に、パナソニックには温風と冷風を自動で交互に切り替える「温冷リズムモード」、テスコムにも温冷を自動で切り替える機能を搭載したモデルがあります。
暑さが気になるときに自分で温風と冷風を切り替えて使うこともできます。
温風と冷風の自動切り替え機能もある
最近のドライヤーには、ボタンを何度も操作しなくても温風と冷風を自動で切り替えるモデルがあります。
温冷を使い分けたいけれど、毎回自分で切り替えるのが面倒という人には便利な機能です。
ただし、この記事では冷風の基本的な使い方がテーマなので、特定モデルの比較は行いません。
乾かす・ブロー・前髪で冷風の使い方を変える
冷風は髪全体の仕上げだけでなく、ブローや前髪のセットにも使えます。
髪全体|最後の仕上げに冷風
髪全体を乾かす場合は、まず温風でほぼ乾かしてから冷風へ。
手ぐしを通しながら、頭頂部から毛先へ向かって風を当てます。
ブロー|形を整えてから冷風
ブラシを使ってブローするときは、温風で毛流れを整えたあとに冷風へ切り替えます。
温風と冷風を使い分けることで、「乾かす」と「仕上げる」を一連の流れにできます。
前髪|温風で毛流れを整えて冷風
前髪も同じ考え方です。
根元から毛流れを整えたい場合は、まず温風を使って形を作り、仕上げに冷風へ切り替えます。
前髪の一部分だけへ長時間風を当て続けず、左右に動かしながら整えましょう。
トップ|根元を整えてから冷風
トップをふんわりさせたい場合は、根元を持ち上げながら温風を当てて毛流れを整えます。
そのあと冷風へ切り替えて仕上げると、温風だけで終えるより「セットする工程」が分かりやすくなります。

冷風だけで髪を乾かしてもいい?
「熱で髪を傷めたくないから、最初から冷風だけで乾かしたほうがいいのでは?」と考える人もいるでしょう。
冷風でも水分は蒸発するため髪を乾かすこと自体はできますが、普段のヘアドライでは温風を使うほうが効率的です。
冷風だけでも髪は乾く?
はい。冷風だけでも髪は乾いていきます。
ただし、温風のように熱を利用しないため、同じ風量なら乾燥に時間がかかりやすくなります。
冷風だけだと乾くまで時間がかかりやすい
ロングヘアや毛量が多い人が最初から冷風だけを使うと、ドライヤーを持っている時間がかなり長くなる可能性があります。
「熱を避けたいから冷風だけ」と考えるより、温風を髪へ近づけすぎず、ドライヤーを動かしながら効率よく乾かすことも意識しましょう。
最初から冷風だけにするメリット・デメリット
冷風だけなら、暑い季節に温風の熱さを感じにくいのはメリットです。
一方で、乾燥時間が長くなりやすいのがデメリット。
特に夜のシャンプー後など、髪全体をしっかり乾かしたい場面では、温風を使ったほうが現実的です。
夏は温風と冷風を使い分ける
夏にドライヤーを使うと、せっかくお風呂に入ったのにまた汗をかいてしまうことがありますよね。
そんなときは、ずっと冷風だけにするのではなく、温風で乾かしながら暑くなったら冷風を挟む方法があります。
冷風で少し涼んだら再び温風へ戻し、最後は冷風で仕上げると使いやすいでしょう。
早く乾かしたいなら基本は温風
とにかく早く乾かしたい場合は、冷風だけにこだわる必要はありません。
タオルドライで水分をしっかり取り、根元から温風で乾かして、仕上げに冷風を使う。この流れがシンプルです。
冷風を使っても仕上がりが変わらないと感じる原因
「毎回最後に冷風を使っているけれど、正直よく分からない」という人もいると思います。
そんなときは、冷風だけではなく、その前の乾かし方も確認してみましょう。
まだ濡れている状態で冷風へ切り替えている
髪の内側がまだかなり濡れている状態で冷風へ切り替えると、乾かすのに時間がかかります。
まずは温風で全体をほぼ乾かしてから、冷風を仕上げに使ってみてください。
温風で毛流れを整えずに乾かしている
強い風をいろいろな方向から当てるだけでは、髪が乾いても毛流れが乱れたままになることがあります。
まとまりを重視するなら、仕上げに近づいたら髪の流れを意識しながら温風を当て、そのあと冷風へ切り替えます。
冷風を一部分にだけ当てている
毛先だけ、前髪だけなど目的がある場合を除き、髪全体を仕上げるなら冷風も全体へ動かしながら当てます。
頭頂部から毛先へ向かって手ぐしを通すと、毛流れを意識しやすくなります。
冷風だけで髪質そのものが変わるわけではない
ここは勘違いしないようにしたいポイントです。
冷風機能は便利ですが、それだけでくせ毛が直毛になったり、傷んだ髪そのものが元に戻ったりするわけではありません。
「冷風を使えば髪の悩みが全部解決する」と考えず、毎日の乾かし方やブローを整えるためのひとつの機能として使いましょう。
冷風機能をドライヤー選びで重視したほうがいい人
ほとんどの人にとって冷風は便利な機能ですが、特に使う機会が多い人もいます。
ブローでまとまりを整えたい人
毎日ブラシを使ってブローするなら、温風から冷風へ切り替えやすいドライヤーは使いやすく感じるでしょう。
冷風の有無だけでなく、ブロー中に無理なくボタンを操作できるかも確認したいところです。
前髪やトップを毎朝セットする人
前髪やトップを毎朝ドライヤーで整える人も、冷風を使う機会が多くなります。
温風で毛流れを作り、そのまま冷風へ切り替えられるとスムーズです。
温風の熱さが気になりやすい人
毛量が多い、ロングヘア、夏場など、長時間温風を使うのがつらい人にも冷風は便利です。
途中で冷風を挟みながら、自分が快適に使える方法を探してみましょう。
温冷を頻繁に使うなら切り替えやすさも確認する
ドライヤーによって、冷風への切り替え方法は異なります。
スイッチで切り替えるタイプ、ボタンを押している間だけ冷風になるタイプ、温風と冷風を自動で切り替えるタイプなどがあります。
温冷をよく使う人なら、スペック表の機能数だけではなく、毎日片手で操作しやすいかまで見ておくと選びやすくなります。
ドライヤーの冷風についてよくある質問
冷風は何分くらい当てればいい?
すべてのドライヤーに共通する「○分」という決まりはありません。
髪全体の仕上げなら、頭頂部から毛先へ冷風を当てながら手ぐしで整え、髪の状態を確認すれば十分です。
ブローで部分的に使う場合はさらに短時間で済むこともあります。
冷風だけで髪を乾かしてもいい?
冷風だけでも乾かせますが、温風より時間がかかりやすくなります。
通常は温風で乾かし、仕上げに冷風を使う方法が効率的です。
冷風は頭皮にも当てていい?
仕上げの際に頭皮へ冷風が当たること自体を過度に避ける必要はありません。
ただし、頭皮や根元がまだ濡れているなら、冷風で済ませず、まず適切な温度の風で乾かしておきましょう。
冷風を当てすぎると髪が傷む?
冷風は温風のような高温ではありませんが、だからといって長時間当て続ける必要もありません。
仕上げやブローなど、目的に合わせて必要な範囲で使えば十分です。
冷風が弱くても仕上げに使える?
使えます。
冷風は速乾だけを目的とした機能ではないため、「大風量でなければ意味がない」というものではありません。
ただし、冷風でも強い風量を求める人なら、ドライヤーを購入するときに冷風時の操作や風量も確認しておくとよいでしょう。
冷風しか出ないのは故障?
温風に設定しているのに冷風しか出ない場合は、今回の「冷風の使い方」とは別の問題です。
設定や吸込口の状態などを確認し、それでも温風が出ない場合は、無理に使い続けず取扱説明書やメーカーの案内を確認しましょう。
まとめ|温風で乾かして最後に冷風を使うのが基本
ドライヤーの冷風は、「夏に暑いから使うだけ」の機能ではありません。
基本的な流れは、温風で髪をほぼ乾かす→毛流れを整える→最後に冷風で仕上げるです。
- 濡れた髪はまず温風で乾かす
- 髪がほぼ乾いたら冷風へ切り替える
- ブローや前髪のセットにも冷風を使える
- 温風と冷風を交互に使う方法もある
- 冷風だけでも乾くが時間はかかりやすい
- 冷風を何分使うかより、目的に合わせて使うことが大切
今まで冷風ボタンをほとんど使っていなかった人も、まずはいつものドライの最後に取り入れてみてください。
毎日使ってみると、「乾かすための温風」と「仕上げるための冷風」という役割の違いが分かりやすくなります。


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